愛情・友情
『愛情』と聞くと、皆さんは何を想像しますか?
恋人、家族、友人、ペット。
大切な人を思い出すと思います。
日本人には、あまり無い感情かもしれませんが
欧米では、家族や大切な人に頻繁に『I love you』と言います。
日本人には、この習慣がありませんよね。
言わなくたって解っているはずと思ってしまう。
照れもあるのでしょうね。
『恋愛感情』と『愛情』を混同して考える方がいますが
私は、別物だと思っています。
愛情は、恋愛感情を越えたものだと思うのですがね。
辞書で『愛情』を調べると
【相手に注ぐ愛の気持ち。深く愛する温かな心。(例え:母のー)】
では、『恋愛感情』は
【相手を恋しいと思うこと。恋を抱いた感情。】
『恋愛感情』は、冷めることもありますが、
『愛情』は、冷めることはないと思うのです。
『恋愛感情』は、一時的な感情です。
『愛情』は、永遠のもの。理性だと思います。
そこには駆け引きがないから。
『愛情』は、依存ではない。
見返りを求めないものだと私は思うのです。
もし、見返りを求めているのなら、それは本当の愛情ではない
と思うのですが。
例えば、付合っている彼がいるとします。
彼女は、彼は優しいけど、○○してくれないと思っているとします。
彼女は、そこに不満を持っていました。
これは、依存しているから抱く感情だと思うのです。
甘えですね。恋愛は、駆け引きを楽しむものだと言う人もいます。
男性からすれば、そこが可愛いのでしょうね~
男性は、女性を守ることで自己価値を見出すものだとか。
他人によっては、そこがウザいと思う男性もいると思います。
『愛情』は、見返りを求めないので、○○してくれないとの
甘えはないと思います。
ただ、与えるのみだと思うのです。
私は、家族や友達には、『愛情』を届けたいと思っています。
男女が恋をして、結婚すると『恋愛感情』は消え
『愛情』に変わると言いますよね。
それでも、ご主人に不満を抱く奥様はいますね。
『旦那が○○してくれない!』と
私は、妹が結婚して、妹から夫の愚痴を聞いた時に
言った言葉があります。
『やってくれない事に腹を立てるのなら、期待しないで
自分でやりなさい。期待をするから腹が立つ。
それは、自分にも子供たちの教育にもよくない。』
厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、妹はこの言葉に
救われたと言っています。
妹は『お姉ちゃんの一言で救われたよ。精神的にも楽だし、
夫婦仲も上手くいっている。』と言っています。
妹の体力的負担を考えると、言い過ぎたかなと反省。
男性と女性は、脳の作りが違うのですよ。
それぞれの得意分野を生かして、協力すれば良いのだと思います。
男女の友情は、難しいと言います。
あり得ないとの話も聞きます。
以前、あるテレビ番組で、素敵な男女の友情を観ました。
男性が、ガン宣告をされました。
彼の女友達が、彼を支え、看病をしました。
彼女は、毎日、彼の病室に行き、彼の世話をし、
楽しい話をしました。
彼女が、病室に入って来ると嬉しそうに微笑む彼が印象的でした。
段々、彼は弱って行きます。
それでも、彼女は涙を見せず彼を励ましました。
彼が、息を引き取る瞬間、彼は彼女に
『ありがとう』と言いました。
彼女は、『よく、頑張ったね。』と彼に声を掛けました。
彼は、彼女の声を聞いて、息を引き取りました。
二人の言葉のやり取りは、楽しい友の会話でした。
そこに、恋愛感情は一切感じませんでした。
まるで、姉と弟のような感じさえしました。
私は、男女の友情は、成立すると感じました。
男と女を越えて、人間として接していると思いました。
この二人の関係は、恋愛感情ではなく、愛情で繋がって
いたのでしょう。
この女性は、母性の強い女性なのだと思います。
女性は、『男性に母性を感じると友情を抱く』と
心理学では言うのだと聞いたことがあります。
それと、男性も理性が強くないと成立しないと聞きました。
しかし、今の若者は、母性とか理性とかが強くなくても
平気で男女の友情を築けるらしいですよ。
大人の男女の付合いを嫌う傾向があるようです。
確かに、最近の若い男性は、昔の男性に比べれば
ガツガツしてないかも。
異性と付合うより同性と付合った方が楽だと考える傾向に
あるらしいです。
ドンドン楽な方に流れて行く若者。
確かに、恋愛は面倒だけどたくさんの学びもある。
しかし、日常的にストレスを抱える状態ですからね。
面倒なことより楽しい方がいいかもね。
男性と女性では、愛情の表現が違いますよね。
女性の愛情の表現は、言葉。
男性の愛情の表現は、行動。
一言で言うのなら、そんな感じがします。
女性は感情の生き物で、男性は理性の生き物だと言いますよね。
私は、一応女性なので、女性の気持ちしかわかりませんが、
女性は、言葉がなければ駄目なんですよ。
行動で示されてもわからない。
だから、私は、男性の言葉不足が気になってしまいます。
言葉不足が不信感に繋がることもあるのではないでしょうか。
不信感を抱いてしまっては、もう付合うことはできなくなります。
自然と相手から離れてゆきます。
これは、私だけかもしれない。
私は、言葉を大切にしますからね。
言葉は、大切なコミュニケーション・ツールだと思います。
愛情も友情も信頼関係で成り立っていると思うのです。
男性のみなさん、大切な女性には言葉かけを忘れずに!
ボタンのかけ違いが起らないよう大切にしてあげてね。
愛情も友情も大切なのは、『距離』だと思います。
近づき過ぎても離れ過ぎてもうまくいかない。
コミュニケーションを取りながら、手探りなのかな。
依存しなければ、良い距離間は保てると思います。
この『距離間』も個人差があって難しいですよね。
ある方が、『腹六分の付合いがいい。』と言っています。
私もこの距離間には、最近随分と苦しんでいます。
ネットを始めて、地方のお友達も出来ました。
基本、相手に合せ過ぎず、マイペースの私ですが、
調子に乗って付き合っていると大変なことに巻き込まれ、
トバッチリを食う時があります。
友達とは云えマナーは必要ですよね。
どこまで突っ込んでいいものか、わからなくなることがあります。
こんな時は、一旦離れます。離れて様子を見ます。
お互いに冷静になって、それでも繋がっているのなら
また、楽しく付合えると思っています。
そのまま自然消滅すれば、それはそれで良いと思っています。
それもご縁ですからね。
ある方が、友達の定義についてこんなことを言っていました。
『友達の定義なんてないんだから。人と話せばその人とは
友達なんだよ。』
う~ん、そうかもしれない。
私がリアルで付合っている友達は、親友だと思っています。
付合いも何十年と長いので、本当にお互いの事をわかっています。
依存も無い。1年に数回しか連絡を取らなくても繋がっている。
『友達』と『親友』もまた別物ってことですね。
長々と書きましたが、大切なことを伝えなければいけませんよね。
ウダウダと書き綴っていないで・・・
お友達へ
『みんな~、いつもありがと~う!愛しているよ~』(*’ε`*)チゥ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
最近のコメント