あなたは、ひとりじゃないよ
☆
最近読んだ本で、心癒される言葉と心が引き締まる言葉に
出逢いました。
本の中には、トルストイ原作の『くつやのマルチン』について
書かれていました。
マルチンは、孤独な生活をしていました。
そんなある日、聖書の修理の依頼を受けます。その聖書を
読んでいると、神様が「明日、あなたのところに行きます」と
言ったそうだ。翌日、マルチンが神様を迎える支度をして
いると、家の前に雪の掃除人がいてお茶をご馳走したり、
赤ちゃんを抱えて寒そうにしているご婦人に肩掛けを渡し、
目の前に現れた人達に優しく接しました。その日、神様は
来ませんでした。マルチンは、自分は世界で一番憐れだと
思っていたが、もっと可哀想な人はいるのだと気付きました。
また、聖書を修理していると神様が「今日、あなたが出会った
人々は、すべて私ですよ。」と語るのです。
マルチンは、すべてのものを神だと思い扱えば、心豊かに
あたたかく暮らせることに気付きました。
思い込みで閉じこもってしまうと、見えなくなってしまうものが
たくさんあります。なによりも怖いのは、存在を忘れられて
しまうこと。すべての人やものを大切に扱うことは、自分をも
大切にすることにつながる。これは、日本にも古くから伝わる
八百万の神の考えにも通じる。愛ある所に神もある。
愛を届けても受け手が、心を閉ざしていたり、スネていたり、
意地を張っていたり、悪意に受取っていては、愛は受け取れない
と思うのですよね。常に素直な心を持っていなければ…
心を閉ざしてしまっては、届けられません。
人は大勢の中に居ても孤独を感じるものだし、独りで居ても
孤独を感じない人もいます。その時の心の状態次第で
どうにでも感じられるものです。
もし、自分は孤独だと寂しさに震えているのなら
勇気を持って心を開いてみてください。
過去に他人に傷つけられた恐怖を拭い取れなくて、誰も信用
できなくなっている人もいるかもしれません。
その傷は、あなたの勲章なのですよ。そこからたくさんの気付き
を貰ったでしょう?
心を閉ざしていると幸せに気付けませんよ。
過去の出来事に振り回されないでください。もう、終わった
ことです。手放して前に進みましょう。
他人のぬくもりが欲しいのなら、あなたから与えてみませんか。
マルチンのように・・・
それと、言葉はだいじです。
言葉は、誰かを励ましたり勇気づける時に使うものですが、
使いようでは、断ち切ってしまう『言葉の刃(ことばのやいば)』
になってしまいます。乱暴な捨て台詞は、《言刃(ことば)》に
なってしまいます。
その捨て台詞は、「わかってほしい。」「自分を大切にしてほしい」
との気持ちが隠れているのでしょう。
《言刃》を使ってしまうと、元には戻りません。
感情的になって使った言葉に気付いたら、すぐに謝ること。
私には、この言刃を使って友人を傷つけてしまった過去が
あります。すぐに謝罪したものの受け入れては貰えませんでした。
今でも思い出すと心が痛みます。
「わかって欲しい」「自分を大事にして欲しい」は甘えです。
言葉は、口で伝えるものと文章にして伝えるものがあります。
そのどちらも気を付けなければなりません。
どちらも感情的になってしまうと言刃になります。
私は、特に文章で伝える時に気を付けています。
文章は、心の声も活字にしてしまいやすいし、読み手の
解釈に誤解が生じやすいです。
ブログ記事も何度も読み直し、書き直しています。
SNSでの炎上は、この言刃が問題なのだと思います。
他人の目に触れるものです。
不愉快になる文字の羅列は避けるべきだと思います。
孤独を感じたり、言刃を使ってしまう時は、疲れているのかも
しれませんね。ゆっくりと自分の時間を過ごすのも良いかも。
最近の若者は、温泉でのんびりが好きらしいです。
昔なら高齢者の楽しみでしたが、それだけ世の中の流れが早く、
着いて行くのに疲れているのかもしれませんね。
時には立止って、自分との会話をしてみましょう。
自分に余裕がなくなると混乱のもとです。
そうなる前に自分のメンテナンスもしましょう。
自分に余裕が持てると、見える世界が変ります。
私は、いつも街を歩く時に、すれ違う人達の顔や街の姿を見ます。
色々な人が居ますよ。
ぶっちょ面して歩いている人、下を向いてボーっと歩いている人、
スマホで電話しながら頭を下げている人(仕事の謝罪だろうな。)、
笑っている人、独り言で文句を言っている人…
そして、街で働く人たち。
みんな自分のやるべきことをやっているんだなと思います。
自分もその中のひとりです。
地元の駅周辺では、知合いにバッタリ会って挨拶したり、
ちょっと立ち話をしたり、保育所の子供達のお散歩タイムと
重なると、すれ違う時に挨拶をして手を振ります。
子供も色々な子がいます。
元気よく挨拶を返してくれる子、手を振り返してくれる子、
ブスーッとした子…
ちょっとした街の人達との交流をしています。
そして、たまに昔の友人たちを思い出し、どうしているかなと
思いをはせます。孤独を感じやすい世代に一緒に歩んだ友です。
みんなが、いてくれたから助かった。
そう思えたのは、何十年も経ってからでした。
自分は、ひとりぼっちだと思っていた時期もありました。
でも、心を開き、自分と会話をしている内に気付きました。
たくさんの人達の愛に支えられて、ここまで来たことを。
それに気付けたことに喜びを感じています。
みんな、誰かとつながっています。
あなたは、ひとりじゃないよ(^^)v
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ぼくはこれをワンピースから学んだような…。(#^.^#)
(はい、ワンピースバカです)
投稿: たこ拳ぢ | 2018年4月19日 (木) 18時12分
次女が・・・会社の上司の事で悩んでいましたから、
エルザさんのこのブログを紹介しました。
少し 元気になったみたいです。
投稿: マーチャン | 2018年4月20日 (金) 07時05分
そうだね!
麦わら一族は、この精神だよね。
ルフィーは、自分には仲間が必要なことも知っている。
時々、ルフィーのセリフにハッとする。
気取ることなく本音で仲間に接するところ。
だから、仲間も船長についていくんだよね。
投稿: エルザ | 2018年4月20日 (金) 08時20分
娘さんに紹介して頂けたのですか!
嬉しいですルン♪ (≧▽≦) ルン♪
ありがとうございます。
つたないブログではありますが、少しでも
元気を取り戻すきっかけになれたのなら幸いです。
そういうお声を聞くと励みになります。
ありがとうございました。
投稿: エルザ | 2018年4月20日 (金) 08時25分