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2019年10月 7日 (月)

言葉に反応していませんか? 

話を聞くときは、うなずきながら聞きますよね。相手に聞いているよという合図になりますし、話している方も聞いてもらっている(受け入れてもらっている)と感じます。そして、共感してもらえると嬉しいものです。そして、親密な関係になるものです。しかし、なかなか難しいものです。

 

 

お釈迦様は、「他心通(たしんつう)」という、相手の思っていることがわかる神通力を持っていたと言われるそうです。しかし、私達には、そんな力はありませんから、表情、言葉、しぐさで判断しなければいけません。普段から相手の気持ちを思いやることを意識していないと、なかなかできるものではありません。でも、誰でもちょっと心がけることで出来ることがあります。

 

 

相手の言葉ではなく、心に注目することです。
相手の言葉に反応するのではなく、どういう気持ちで言ったのかを察し、その気持ちに向かって言葉をかけていくのだそうです。

 

 

例えば、ご主人が急に会社を辞めたいと言い出したとします。普通なら「何で?生活は、どうするの?」と聞き返してしまうでしょうね。それは、相手を追い詰めてしまうことになります。そこで、こう言い返してみるとどうでしょう?「どうしたの?何かあったの?」と。すると、「実は・・・」と本音を語りだすのではないでしょうか?そしたら、しっかりと聞いてあげる。すると、段々、元気になって「また、頑張ってみるよ」となるかもしれません。

 

 

自分の気持ちを分かってもらえたという感覚は、一生忘れられないものです。その人をずっと元気づけ、心を温めてくれる体験になります。
無財の七施の中の「言辞施(げんじせ)」とは、ねぎらいの言葉を施すということですが、相手の気持ちを察して言葉をかけることも、心がけていきたいですね。

 

 

『相手の言葉の裏を読む』と、私は、いつもこのブログに書いています。相手の言葉を鵜呑みにしないで、その裏に何があるのか、どんな心理があるのか探ってみる。そのままの意味の時もあるでしょうね。でも、その言葉にSOSが隠れていることもあります。初めは、難しいかもしれませんが、慣れると瞬時に出来るようになりますよ。コミュニケーションがしっかり取れている相手の場合は、相手の性格や話し方のクセを知っているはずです。その性格やクセで判断することも可能だと思います。

 

 

『心が「ほっ」とする ほとけさまの50の話/岡本 一志 著』より

 

 

 

 

 

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心と体」カテゴリの記事

コメント

あったらいいですよねぇ…、見聞色…いやいや、他心通。(^o^;)

話上手にはなれそうもないので聞き上手にまわろうとしましたが、なかなかうまくいかなかったりで…。

意識して心に注目してみたいと思います。f(^_^;


🌸たこ拳ぢさん

(*p'∀'q)ゥン 見聞色❕
聞き上手、案外と難しいよね。
相手の話を聞いていると『いや、自分ならこうする』みたいなことを
話し出しちゃうと(乂`д´)アウトなんだよね~^^;
相手の言わんとすることが解かると面白い。
文句言っているけど、これって「なんとかしてくれ」ってSOSだな
な~んて思うと、可愛いやっちゃな~なんて思うよ(*^^*)
どんな暴言でも裏に助けてくれがあるとイラっとしても流せる。
それって頼られているってことだからさ。

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