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ココログ部屋

2020年3月 8日 (日)

エルザのお部屋 

 

 

        Elza-garden-202037

 

 

部屋をエリア変更しました。
どんな図かな・・・

 

弟の龍太郎のデートを心配そうにこっそりと見ている姉2人。
龍太郎の彼女は、雅(みやび)ちゃん。
とても良い子で、しっかりしていて可愛い子です。私もマー姉も気に入っています。

 

 

『雅、そこのカフェに入るか?』
『うん、入ろう。』
『じゃあ、行くぞ。』

 

「マー姉、龍、大丈夫かな?」
「女の子の扱い方は、仕込んであるから大丈夫よ。」
「あいつ、さっさと一人で歩き出したよ。彼女のペースに合わせないと…」
「エルちゃん。雅ちゃんは、龍ちゃんのそういう所が好きなんだと思うよ。」
「雅ちゃんって大和撫子だものね。肝っ玉は据わってるか。」
「雅ちゃんには、女の嫌な裏がないのよ。素直な良い子よね。」
「龍にしては、良い子を選んだよね。」

 

そっと見守るマー姉とエルザちゃんでした。

 

 

2018年6月30日 (土)

マー姉の部屋にて 2 

Photo

マー姉と話していると、弟 龍太郎の幼馴染みの大和君と

想太君が来た。何やら、3人で怪しい会話をしている。

 

『大和君、夏休みだからって髪染めちゃ駄目だよ。』

『うるせえ。お前こそ子供の日のシャツなんか着るな。』

『大和のシャツ、美味しそうだな。』

『龍、俺を食いたいか?』

『お前は、食いたくない。俺にその趣味は無い。キモい。エロ男爵。』

『ねえ、龍ちゃん、このタマゴ、何のタマゴかな?』

『ニワトリじゃねえの?』

『違うな。バニーちゃんが出て来るな。』

『大和君、ウサギのこと?』

『想太、お前さ…常識だぜ。』

『想太君、バニーガールって、ウサギの耳のヘアバンドを付けて、肩やお腹を出したタイトな服を着てパーティの接客をしたり、カジノでディーラーをやったりする女性のことなのよ。』

『そうなんだ。マー姉、何でも知ってるね。』

『うちの親父、この前、バニーちゃんをお持ち帰りしたって、お袋と喧嘩してた。』

『大和の親父の頭んの中は、どうなってんだ?エロ親父。』

『こんな小さなタマゴに、そんなの入ってる訳ないよ。』

『いや、想太。世の中にはな、妖精と云って小さな女の子がいるんだ。そんなのが出て来てみ。俺は、毎日ポケットに入れて遊ぶな。』

『妖精は、女の子とは限らないらしいぞ。ジャージ姿のおじさんの妖精もいるって、マー姉が言ってた。』

『おい、龍、夢を壊さないでくれよ…』

『ねえねえ、何か動いたよ。』

ジッとタマゴをみつめる3人。

『こら、3馬鹿トリオ。それは、フェイクだよ。』

『エル姉、フェイクって美味しいの?』

『想太、フェイクは食えないの。』

『そうなの?龍ちゃん?』

想太君、それは、ケーキでしょうに…

『俺、知ってるぜ。フェイクって突き刺す奴だろう?』

『えっ?大和君、そうなの?危険じゃん。』

大和君、それは、フォークだよ。

やっぱり、3馬鹿トリオ。高校生の男子なのに、会話は小学生だね。

マー姉は、呆れて笑っている。

3

『あれ?生まれたよ!』

『エル姉、フェイクって言ったよな?』

『なんだよ、普通のひよこかよ。つまんねえの。』

『めでたいね。』

『一姫二太郎三茄子だな。』

『大和君、それを言うなら、一富士二鷹三茄子だよ。』

『想太、イチイチうるせえんだよ。めでたいことには、代わりないだろうが…』

やっぱり、おバカな3人組だった。

 

 

前回、頂いたコメントの調子に乗って、閲覧数も、そこそこあったので

懲りもせず2回目をアップしました。

これで最後かな。(^^

くだらない記事にお付合い頂きありがとうございました。

 

2018年6月20日 (水)

マー姉の部屋にて

Marcys_room_20180620_2

同じマンションの上の階に住む姉の部屋に遊びに行った。

すると、弟の龍太郎も来ていた。

 

『龍、来てたんだ?』

『来ちゃ悪いか!』

『あんた、素直じゃないよね~。』

『エルちゃん、龍ちゃん、飲み物どうぞ。』

『あれ?』

『龍ちゃん、どうしたの?』

『ん?あれは、ないのか?』

『あっ!あんた、ケーキ目当てで来たな!』

『違います。』

『じゃあ、あれって何さ?』

『あれは、あれだろう…』

『あれじゃ、わかんないよ。』

『龍ちゃん、何が欲しいの?男の人は、言葉を濁すのよね。察してくれって。他人が考えていることなんて、言葉にしなければ分らないわ。龍ちゃんは、そんな男にはならないでね。言葉は、コミュニケーションなのよ。大事にして。』

『そうだよ。小さい男には、なるんじゃないよ。』

ウウッ。また、いつものマー姉のねじ込みとエル姉の叩き潰し。俺は、どうしたら良いんだ~!俺は、コースターがないと言いたかっただけなのに。こんなに言われるか。俺の姉ちゃん達は、鬼だ。

 

女の怖さを感じた龍太郎であった。(笑)

 

 こんな3姉弟の話しを2年前から自分の楽しみで書いています。

主人公は、龍太郎君です。この3姉弟は、早くに両親を亡くし

長女のマー姉が親代わりに5才下のエルザと8才下の龍太郎の

世話をして来ました。機会があれば、またアップしたいと思います。

絵があればね。